タイトル：アスタキサンチンの美容・健康力
シリーズ：栄養書庫シリーズ
インタビュー：眞岡孝至薬学博士
発行日：2019年10月7日
定価：500円（税別）
頁数：オールカラー本文28頁
判型：A5変形（155mm×223mm）
強力な抗酸化作用を持つスーパーカロテノイド
アスタキサンチン（astaxanthin）とは、トマトに含まれるリコピンやニンジンのβ-カロテンと同様に自然界に存在する色素成分カロテノイドの一種で、海洋に生きるエビ・カニといった甲殻類やサケ・タイなどの魚類に多く含まれる赤い色素成分です。
その存在はノーベル化学賞を受賞したオーストリアの生化学者リヒャルト・クーンらによって1938年に発見されましたが、近年アスタキサンチンの持つ機能性について多くの研究が行われ、美肌作用や抗炎症作用、抗疲労作用や生活習慣病予防効果などさまざまな機能が明らかになりました。
なかでも注目されているのが、アスタキサンチンの持つ強力な抗酸化作用。そのパワーは、ビタミンＥの約550倍〜1000倍、野菜に含まれるβ-カロテンの約40倍、コエンザイムQ10の約800倍という報告もあり、〈自然界最強の抗酸化成分〉ともいわれています。
活性酸素が原因とされる動脈硬化から肌の老化まで、多様な症状に対する予防・治療効果が期待されるアスタキサンチンは、健康とアンチエイジング志向が一層高まりをみせる21世紀の有効素材として、化粧品、健康食品、医薬品業界といった幅広い分野から注目を集めています。
本書では一般社団法人 生産開発科学研究所 植物機能研究室室長 眞岡孝至薬学博士のインタビューと各種研究データを元に、アスタキサンチンの抗酸化作用の科学的根拠と実際の働きについてご紹介します。
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