タイトル：乳酸菌生産物質の秘密
シリーズ：栄養書庫ブックレット
インタビュー：榊原 隆三 医学博士
発行日：2022年2月5日
定価：5000円（税別）
頁数：オールカラー本文28頁
判型：A5変形（155mm×223mm）
腸内細菌が作り出す健康維持に欠かせない健康成分
乳酸菌生産物質とは、乳酸菌が発酵・増殖する過程で作り出す物質の総称です。そこには遺伝子の材料になる核酸や必須アミノ酸、ビタミンなど多種多様なものが含まれています。乳酸菌生産物質が含有する成分は、現在500種類以上も確認されており、代表的なものにはビタミンやアミノ酸、抗酸化作用のあるポリフェノール、腸内細菌を整える働きがある短鎖脂肪酸などがあります。
私たちの健康維持には腸を健康に保つことが欠かせないと言われています。腸は食べ物から栄養成分を摂り込むだけでなく、免疫細胞を活性化して病気にならない身体を作ります。そのために腸内細菌のバランスを整えることがカギになります。
この腸内細菌を良い状態に保っているのが乳酸菌生産物質です。腸内の善玉菌が作り出す乳酸菌生産物質は、特定の物質というより複数の物質が総合的に働いて、私たちの健康な身体づくりをサポートしていると考えられています。しかし、その組み合わせや作用の多くが、まだまだ解明されていないのが現状です。
今後さらに研究が進むことで、その効果が調べられ、新しい物質が発見される可能性に満ちた乳酸菌生産物質。当書では、その最新の研究成果を明らかにしていきます。
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